訪問看護のターミナルケアとは？訪問看護師の役割と心構え

訪問看護のターミナルケアとは？

ターミナルケアは、病気などで余命わずかな方に対して、自分らしく過ごしていくための援助をすることです。現在では、ご自宅で最期を迎えられる人も増え、訪問看護でのターミナルケアも一般的になってきました。

訪問看護でのターミナルケアの意義

訪問看護でのターミナルケアの最大の意義は、利用者が住み慣れた場所で自分らしく最期まで過ごすことができるということです。病院では制限が多いですが、在宅であれば、利用者がやりたいことを思う存分やりながら最期を迎えられます。

訪問看護での緩和ケア

緩和ケアは、WHOで定義されており、生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のQOLを向上させるアプローチです。訪問看護ではこの定義をもとに、苦痛を和らげて生活の質を向上させるケアを提供します。

訪問看護でのターミナルケアの注意点

訪問看護でのターミナルケアでの注意点は、ご本人だけでなくご家族へのアプローチも大事だということです。看護師が24時間一緒にいられるわけではないので、ある程度家族の力が必要になります。

訪問看護でのターミナルケアの体験談

私が訪問看護で出会ったターミナル期の人で、印象に残っている人がいます。その人は、がんの末期でモルヒネの注射をご自宅で受けていました。その光景は、病院とさほど変わらないもので、衝撃的でした。

まとめ

現在、地域包括ケアシステムにより病院から在宅での治療へ、国全体で切り替わりつつあります。それに伴って、訪問看護師がターミナルケアを行う場面は増えていくでしょう。訪問看護でのターミナルケアは、大変ですがこれからの在宅医療の重要な要となってくるのは、間違いありません。看護師の職種の中でも、これほどやりがいを感じられるものはないと思っています。ぜひ、訪問看護の魅力に触れてみてください。